マスカレード・ホテル


今日の本はこちら

 

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『マスカレードホテル/東野圭吾

 

 

 

個人的に東野圭吾は大学時代に好きになったものの、

 


社会人になってからは経済小説(池井戸潤の本とか)にハマり、なかなか読めていなかった。

 


今回、この本を購入したのは、

映画化される前に読んでおこうかなと。

 


映画化されてる作品ともあって

万人に受けやすいという印象。

 

 

 

割と長編小説は、

序盤が展開が大きく動かないから、

読み手によっては展開が動く前に飽きてしまい、頓挫してしまう作品も多い。

(それはそれで駄作と言うわけではない、読み手が本に慣れてないだけで)

 


けど東野圭吾の作品は序盤から、読み手に引き込ませる構成になっていて、

 


読み慣れている人は

「ここが伏線になってるのかな」と

想像を膨らませながら読み進める。

 


気付いたときはクライマックスというぐらい

ページをめくるのが止まらなくなる作品が多いね。

 


実際この本もそうだった。

 


本を読み慣れてない人は

東野圭吾作品から読むのがいいんじゃないかな。

(筆者自身がそうでした。)

 


序盤から楽しませてくれるから

読みやすい。

 


本を好きになるきっかけって

一つの本を読み終わった時の達成感が

たまらなかったりするからね。

 


ストーリーはざっくり言うと

エリート女性ホテルマンと

ギラギラした刑事が

一つのペアになり、

難解事件を解決していくという物語。

 


この二人もキャラクターが濃い。

 


どちらも優秀だけど、優秀が故に

時折、大切なものを見落としてしまう。

 


けど、互いにどことなく見落としを埋め合わせている。

 


男と女だけど、恋愛小説とは違う綺麗な関係じゃないってのもいいねぇ。

 


映画化もされるこの作品。

一度読んでみてくださいな。